女性美術家や有名デザイナーを輩出
女子美術大学は1949年に設立された、東京都杉並区に本部を置く美術大学です。
キャンパスは杉並キャンパス以外に、神奈川県相模原市に「相模原キャンパス」があります。
女子美術大学の学部は、芸術学部として美術学科、デザイン・工芸学科、アート・デザイン表現学科に分かれています。
卒業生から、多くの女性美術家や有名デザイナーが出ています。
大学院には美術研究科があり、修士課程として美術専攻とデザイン専攻、芸術文化専攻、博士課程は美術専攻のみです。
ほかに、杉並キャンパス内に「短期大学部」が存在し、造形学科と専攻科に分かれています。
女子美術大学の施設
女子美術大学は、杉並キャンパス内に「女子美ガレリアニケ」、相模原キャンパス内に「女子美アートミュージアム」という2つの美術館を所有しています。
女子美ガレリアニケでは、ワークショップや展覧会の開催をはじめとして、女子美アートセミナー受講者の作品展示を行っています。
女子美アートミュージアムには、女子美術大学出身の作家や、本校にゆかりの深い作家達を中心に、年に数回の企画展を開催しています。
美術館は学生の作品公開の場としても開かれており、クラブ・同好会の作品の展示やギャラリートーク、ワークショップなどを通して使用できるのです。
クラブ・サークル活動
女子美術大学の学生達は、美術やデザインを学ぶかたわらで、さまざまなクラブや同好会に所属することができます。
相模原キャンパスにあるクラブおよびサークルは4つにわかれており、、漫画研究部や写真部などの「美術系」、バレーボール部やバスケットボール部などの「体育系」、音楽部やフォークソング部などの「音楽系」、茶道部や華道部などの「文科系」です。
ほかに、陶芸同好会、パフォーマンス・アート同好会、ポエム同好会、特撮同好会などの文科系の同好会。フットサル同好会、マラソン・駅伝同好会、軽スポーツ同好会などのスポーツ系の同好会があります。
杉並キャンパスでも、相模原キャンパスと同様にクラブ・サークル活動を行っていますが、相模原キャンパスに比べると数は少なめです。
イベント情報
女子美術大学では、「女子美祭」という学園祭を毎年行っており、学校内外からも人気です。
学園祭は、杉並キャンパスと相模原キャンパスで同時に開催されます。
それまでに授業で制作してきた作品をはじめとして、クラブ・同好会の作品展示や著名な作家を招いての講演会、フリーマーケットや模擬店を出店しています。
杉並キャンパス内は、アート・デザイン表現学科や短期大学部、相模原キャンパスの方は美術学科やデザイン・工芸学科など、参加する学部が異なっています。
学園祭の期間中に「アート・コンペティション」が実施されて、展示された作品の中から来場者の投票により作品のランキングが決定するのです。